14

主任「〇〇さん!ミニトマト小の加工、100個やっといて〜!」

私「わかりました!」

 

 

おばちゃんA「〇〇さん、品出ししてきてくれる?」

私「はい、わかりました。」

 

おばちゃんA「〇〇さん、きゅうりも前に出しといて〜。」

私「、、、。はい。」

 

主任「どうして自分今品出ししてるの?・・・・やれって言われた?」

私「はい、、、。」

主任「あとは僕がやるから、トマトの加工してきて!」

私「あ、でもきゅうりの品出しもしないといけなくて。」

主任「それもやれって言われたん?僕がやるからいいよ。」

 

 

 

おばちゃんD「〇〇さん、レタスの蘇生してもらえる?」

私「、、はい、わかりました。」

 

 

主任「おいっ!何で自分の仕事を他の人にやらせるんだ!!そんなんしてたら〇〇さんの仕事が終わらへんやろー!!!」

 

 

✳︎

 

 

 

おばちゃんA「今度みんなでご飯食べに行きたいなぁ。〇〇さん計画立ててよ。」

私「そうですね。わかりました。計画立てますね。」(棒読み)

 

みんなの予定を聞き、いつ行くか、予算内で近くのお店はどこか、など考えて、一人一人に伝える。

すると、、

 

おばちゃんE「この忙しい時にランチなんて、何考えとんねん!あんたはみんなとご飯食べて楽しみたいかもしれんけど、周りのこともうちょっと考えや!」

私「え?(おばちゃんAを見る)あ、あぁ、、すみません。」

おばちゃんA   無言で仕事をしている。

ニ○イ②

紹介された病院は、駅近くの総合病院でした。私の家からはだいぶ距離があったんだけど、通勤距離は私が我慢すればいい、とにかく優しい人たちと一緒に働きたいと思っていました。

 

出勤初日、担当の人が建物内を一通り案内してくれました。

全ての部門に行き、挨拶をして、そこではどういう仕事をしているのか、説明してもらいました。

 

1つの部門だけ、髪が茶髪のイケイケなお姉ちゃんたちがいる部門がありました。

 

他の部門の人たちは暗めの髪色にしてるのに、そこの人たちは金髪に近い茶髪にしていて、他の部門とは異色な感じを放っていました。

 

ここの部門だけには入りたくない。。

 

 

しかし、案内のあと、

「じゃあ○○さんの入る部門に案内するね。」と言われ、連れてこられたのは、その異色な部門でした。

 

『担当の人は、優しい人たちばかりの所だから安心してね、と言ってたのになんで⁉︎』

 

私は地味で口数も少なく、茶髪のギャルちゃんたちとは真反対の人間です。

担当の人は、私とこのギャルちゃんたちが、性格が合うと本当に思ったんだろうか?

 

この日から、私の社会人経験の中で、1番辛い日々が始まります。

 

13

Bさんはだんだんエスカレートしていきます。

 

「駐車場代に月○○円て、高くない??どう思う?」

「うーん、高いのかなぁ?」←私は自転車で来てるので、駐車場代は関係ない。

「だよね?おかしいよね?主任に言ってみた方がいいよね?」

「言ってみるのもいいかもね」

「じゃあ言ってみようよ。返事聞いたら私にも教えて!」

 

自分で聞いてよ!

 

そのときは私は曖昧な返事をして、聞きませんでした。

 

何かあると私を使って聞こうとするんです。

ちょうどそういう話しをしている時に、たまたま横を主任が通ると、顎で『ほら!ほら!』とやって、私を聞きに行かせる。

 

断ると余計、あとからチクチクされるんで、しょうがなく聞きに行くことも多かったです。

 

 

 

ある日、主任に、

「あ、〇〇さん!Bさんに、サツマイモの再加工は△△円にして、って言っといて〜!」

「わかりました。」

 

「Bさん、主任が、サツマイモの再加工は△△円にして、って言ってました。」

「いや、その値段はおかしいでしょ。✖️✖️円の方がいいよ。」

「え、でも主任が△△円に、って言ってますよ?」

「いや、✖️✖️円だよ。」

「・・・・・。」

 

「主任!Bさんが、△△円じゃなくて、✖️✖️円の方がいい、って言ってます。」

「・・・・・。わかった!僕が行くわ。」←Bさんの性格を知っている。

 

 

色々なことがあったけど、

でも私はほとんど全部、誰にも言わず、自分の中だけに抑えていました。

 

もし誰かに言って、それがまた他の誰かに伝わって、、、となったら、ますます責められるのはわかっていたので。

 

私はスタッフの中で、年下の方でした。

ただ若い、というだけで、年上の女の人からは疎まれます。(もちろんそうじゃない人の方が多いけど)

 

なので、とにかく目立たないように、なるべく透明人間になるように、努めてました。

清掃②

最寄駅から電車に乗って、片道40分くらいだったかな?

 

普段からちょこちょこ行くスーパーだったので、お店の中の様子もよく知っていました。

 

ここで働きたい、と思ってから、何度か様子を見に行ったんだけど、スタッフの人たちはみんな穏やかそう。しかも接客もしなくていい。

 

調べてみると、1日2時間からOKだったので、応募してみることにしました。

 

 

面接では、現場の主任のおばちゃんと、本社から来た男の人が面接官でした。

 

面接では、今の自分の状態を正直に話し、現在うつ病であることや、人と接するのがとても苦手なこと、虐めるような人がいると仕事を続けられないことを伝えました。

 

ここまで言っちゃっていいのだろうか、と考えましたが、これで落ちたらそれはそれでしょうがない、と開き直りました。

 

後日、電話がかかってきて、採用が決まりました。

 

1週間後からスタートです。

 

 

 

 

二○イ①

ニ○イの医療事務講座を受講していた時がありました。

 

医療事務だと、頑張って試験をクリアして、経験を積んでいけば正社員にもなれるとのこと。

 

これは私も努力したら正社員になれるかもしれない!

そう思って、まずは資格を取ろうと受講し始めました。

 

確か私は週に1回で3ヶ月。その後試験を受けて合格すれば、資格をもらえるというものでした。

 

覚えることがすごく多くて大変だったけど、先生もとても熱心で優しい方で、集中して取り組めました。

 

受講者は私を含めて3人。

仲良くなって、3人でランチにも行ったりしてました。

 

私はそれまでフラフラ生きてきたので、このままではダメだ、医療事務に賭けよう!と本気でした。

 

その甲斐あって1回で試験に合格でき、すぐにニ○イから就職先を紹介してもらえることになりました。

 

しかし、ここから先が大変だったんです。

 

12

そして、恐怖のカットフルーツが始まりました。

 

まず最初に、上司が実際にやって見せてくれて、それを私はメモします。

次に私がやってみる。

 

これを延々繰り返しました。

 

で、途中でシーンとするから、何か話さなきゃいけないじゃないですか?

「普段料理するんですか?」

とか。

 

私その上司のことは嫌いじゃなかったです。

だけど、いかんせん私が話し下手なので、4時間つきっきりで仕事を教えてもらうのはキツかったです。。

 

 

同じ時期に、Bさんもカットフルーツを教えてもらってました。

クリスマスの時、2人ペアで仕事をするとのこと。

 

長時間勤務になってもいいから1人でやりたい。

心からそう思いました。

 

その頃、Bさんは私の仕事振りをチェックするようになってきていました。

いちいち私のすることを見ている。

そして、私のミスを探していました。

 

で、何か気づいたことがあると、私に言ってくる。

「産地ちゃんと確認した?」

ミニトマト、古いものから使ってる?」

「あなたがゴミ出しすると、私もしなきゃいけないみたいな雰囲気になるじゃない!しないでくれる?」

「掃除当番表、私忙しくて作れないからやってもらってもいい?」

「ここもちゃんと掃除してるの⁉︎」

 

などなど。

 

そして、ついには、私のミスを写メに撮って携帯に保存する、ということをされました。

 

カットフルーツ室の隅に置いてある、ゴム手袋などを捨てる用の小さなゴミ箱。

そのゴミを捨て忘れてしまったことがあったんですが、その写メを見せられて、

「これ!あなた捨てなかったでしょ!ちゃんとやってよね!」

 

と。

捨て忘れたのは私が悪いですけどね、それをわざわざ写メにとっておくの?

口で言えばいいことじゃない?

産地間違えて、それを報告しないで黙ってるあなたが、そんなことするの??

11

青果には、カットフルーツ、という仕事があるんだけど、私は最初はしばらく野菜の加工だけで、カットフルーツにはノータッチでした。

 

しかし、そんな私にも、カットフルーツをできるようになってほしい、という指令が主任から下されます。

 

とうとうきた!

頑張らなくちゃ。。

 

フルーツの加工数は、クリスマスとお正月が1年で1番多いんです。

なので、12月に入ったし、私もその戦力に入れたいから仕事を覚えてほしい、とのことでした。

 

そして、その何日かあと、

朝出勤して作割りを見ると、朝からぶっ続けで4時間カットフルーツになっていました。

社員さんと2人で、マンツーマンのカットフルーツになっている。。

 

私は怯えました。

 

なにせ私がこの世で1番苦手なのが、人と話しをすることだからです。

 

狭い空間で、上司と2人きりでぶっ続けで4時間も過ごすなんて、ありえません。

 

でも逃げられません。

 

私はその上司に挨拶に行きました。

「おはようございます。今日はカットフルーツ、よろしくお願いします。」

「おはよう!うん、よろしくね。」

 

上司は、よろしくね、とは言ってくれたけど、頭の中にはハテナが浮かんでいるようでした。すぐに作割りを見に行き、

 

「あ〜、今日はカットフルーツを教えることになってるのかぁ。あいつも無茶振りするな〜。」

 

あいつ、とは主任のことです。

主任はどんぶり勘定で、やっちゃえ主義なので、無茶振りをしょっちゅうするんです。